先日、弁護士の先生と打ち合せをしているときに、その事案におけるコスト&パフォーマンスについての言及がありましたので、自分の考えをまとめる意味でブログ記事にしてみました。
私も、お客様からご相談を受ける際には、ご依頼いただいた場合にかかるコストと、それから得られる成果(パフォーマンス)について説明をすることがあります。
例えば、国際相続の場合であれば、残されている遺産の額と、それを相続する場合にかかるコストを比較し、残されている遺産の額に比して、あまりにもコストがかかってしまう場合は、コストを抑えられる別の手段で何かよい方法がないか模索したり、或いは、放置という選択肢も視野に入れてお考えいただくようにしています。
このような検討をするのは、国際相続のみならず、他の件でも同様です。
一方で、コスト&パフォーマンスは、何をパフォーマンスとみるかは、個人の価値観に大きく依存する部分かと思いますので、それだけで進め方を決めるわけではありません。
コストがかかってもいいから、とにかくすっきりさせたい、とか、故人の気持ちを尊重して・・・など、という場合もあります。コスト&パフォーマンスは、その仕事をどう進めるか、という判断材料の一つなのでしょう。
私としては、コスト&パフォーマンスも重要な判断基準にしていると同時に、それに加えて、(当たり前かもしれませんが)その判断が、最善の選択であるかどうかを常に考えるようにしています。悪い結果は、くまなく全て想定しておき、それに備えるのが重要です。
今日も、ご依頼いただいた皆様に、最善を尽くせるように、お仕事を進めていきたいと思います。よい一日を。